学び合いダイアログカフェ〜上関原発と祝島と未来〜
2010年12月3日(金曜日)
僕の友達らんぼうが東京に来るからということで、
緊急企画した『学び合いダイアログカフェ〜上関原発と祝島と未来〜』
会場は、笹塚駅から徒歩5分のタイワハウス。
【タイワハウス】
http://am6.jp/byaIdM
相変わらず、無(エンプティネス)な空間だったおかげで、
空間を自由にプロデュースできたかな♪
今回の参加者は、緊急だったにも関わらず、
なんと、ゲストもスタッフも含めて39人も集まった。
スタートの時間になると、僕から簡単に挨拶を済まし、
すぐにらんぼうに進行を渡した。
そして、始まった、らんぼうの発表。
最初に「なぜ、自分が今、上関原発やアフリカの問題と関わっているのか」について
自分のエピソードを交えて、ゆっくりゆっくり話してくれて、
それから、祝島の素敵な魅力を語ってくれた。
そのあとは、なつめがCOP10で決まったことを説明してくれて、
それが終わると、今度は大阪の19歳の活動家げんちゃんの語り。
「円になる。和になる大切さを僕は学んだので、円になりましょう」とげんちゃん。
その呼びかけで、みんなで机を移動させ、あっという間に円が完成。
そしたら、今度は、「インディアンの人らは祈りの歌を歌うんです」と言い、
手拍子をしながら、突然、げんちゃんは唄いだした。
中には驚いた人もいるかもしれない。
でも、僕はこの歌を知っている。
COP10で会ったアメリカのインディアンのデニス・バンクスが歌ってた歌だ。
そして、この歌に便乗して、手を叩くみんな。
歌が終わり、げんちゃんは語りかけた。
19歳の若者が「世界を創っていくのは僕ら自身なのだ」と語っている。
そのまっすぐな想いに、僕が18歳の時、初めて温暖化を知って、「俺が止めるし」と必死だったのを思い出した。
ピュアな心。
曲げない精神。
信じる自分の直感と感性。
19歳とも思えないほどの落ち着きと冷静さがそこにはあった。
素直に見習いたいと思った。
その後は、ハヤトとタケルがレゲェ系のライブをやってくれた。
「平和よ、訪れますように〜♪」
ハヤトとタケルの歌は、率直だった。ストレートだった。
だから、俺は好き。なんだか、気持ちのいいくらい素直だから。
気づいたら体は勝手に反応してた。
あるがままに歌って踊って、体を揺らす。
昔、人間は音と共に暮らしてた。
音と踊り。それが日常だった。
中には恥ずかしがっているような人もいた。
中には人目を気にする人もいた。
いつからだろう。
体で表現することを恥ずかしいと思うようになってしまったのは。
あるがままに。
音のままに。
人の目を気にせずに。
踊ればいい。
そんな素敵な歌が終わったら、
次は、新しい話合いの手法「ペア・アウト・シンキング」をやってみた。
香川で出会ったまさからヒントをもらって、
ダイジョーと二人で開発した手法。
順序としては、以下の通り。
(1)まず、ペアになってもらう。そこで、今感じていることを吐き出す(アウト)15分
(2)ペアを別れ、かぶらないように4人1組になる。その後、問いが発表され、話し合う。25分
(3)席替え。1人残る人を決める。
※ファシリテーターは、最初のペアの二人ともが残る人にならないように調整する。
(4)そしたら、先に残る人の相棒がテーブルに帰る。その後、全員ペアに戻り、ペアで好きなテーブルに座る。
※つまり、ダブルデートみたいな感じ♪笑
(5)着席したら、残った1人が2回目の話合いを簡単にシェアしてから3回目の話合いに入る。25分
(6)最後は全体でハーベスト(収穫・共有)
やってみて感じたのは、まだまだ開発可能だな〜と思ったのと、
「帰ってくる要素」と「新しい刺激」をミックスできたのはイイ効果だった。
最初にペアで吐き出した相棒が隣にいてくれるという安心感。
さらに、持ち帰ってきた学びを4人の学びにできる仕組み。
そして、話は止まらず、新たな発見や派生もする。
久しぶりに僕の3回のラウンドはいい対話ができた気がする。
さてさて、最後に全体の感想。
初めて、がっつり話を聞いた後に対話の時間を創ったけど、
聞いた話をどう受け取ったのか、何を感じたのか、これからどうしていきたいのか、
それを共有して初めて自分自身の学びとなると思った。
さらにそこで感じたものを実践したら、
もっと学びになるんだと思う。
うん。だから、また、やります!
今回は緊急の企画でしたが、来てくれた皆さん、
本当にありがとうございました。